2011年8月28日〜30日、今年も栗の産地(青龍県、遷西県、興隆県、寛城県、遵化県)へ2011年新栗の状況を確認へ視察に行って参りました。
1.今年は豊作か
今年は栗生産周期における「大年」(豊作年)であり、生産量は昨年比120%を上回ると予測される。 青龍県、遷西県、興隆県、寛城県における産地状況は良好。 但し、遵化県の西部地区においては、虫害、ひょう災の影響を大きく受けている。 産地全体としては豊作状態と見られる。 成果時期は平年より3日〜5日ぐらい遅れる見込み。
2.小粒傾向か
老木、幼木共に成果多く、空のイガは少なく、成熟せずに落ちてしまったイガも少ない状況。 今年の粒は小粒傾向にあるため、輸出規格も小さくなると予想される(Mサイズ:135−140粒/キロ程度か)。 成品率は低くなると思われる。
3.栗の状態
今年の降雨量は昨年比125%を上回ると予想される。
【参考】 遷西県の降雨量 2009年 576mm 2010年 483mm 2011年1月〜7月 377mm
そのため、栗に含まれる水分も多くなり、糖化の速度が遅くなることが予想される。 大粒サイズ(Lサイズ、2Lサイズなど)に関しては、天割れし易くなり、また黒い斑点も発生し易くなる傾向。
4.価格について
仕入価格に関しては、今年も昨年同様、変動幅が大きくなる見込み。(前期は高く、後期は低い) そのため、日本向けの輸出価格に対しても大きな影響を受けることになるが、後期においては徐々に値段が下がっていくと予測している。 注意点として、昨年投機筋として市場価格の高騰の原因にもなった遷西某公司が今年も大量購入を計画しているとの事。市場への影響力を無視できない。(昨年は、同社が中国国内マーケット向けに3,000トン分の市場介入を行ったため、仕入価格を高騰させた。)
5.中国国内在庫状況
中国国内における2010年度産生栗の在庫は、殆ど無い状態であり、中国マーケットにおける需要は大きい状況。 栗市場の仕入価格と仕入方法に関しては、中国国内マーケットが拡大した結果、中国国内向けの調達企業が主導権を握り、輸出企業はそれに追随するしかない状況に変化している。
視察当日の写真データなどは、後日、「フォトグラフ」のコーナーにアップさせて頂きます。
(記事担当: 董事長 孫仲偉)
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